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【初心者から上級者まで】日本のバス釣りの魅力と特徴を徹底解説!

釣りの雑学

はじめに:なぜ今、日本のバス釣りが注目されているのか?

バス釣りは、日本国内でも年々人気が高まり続けているアウトドアアクティビティのひとつです。元はアメリカ発祥のルアーフィッシングですが、日本では独自の進化を遂げ、繊細で高度なテクニックや、豊かな自然を活かした釣り場環境によって独特の文化を築いています。

また、近年ではYouTubeやSNSを通じてバス釣り情報が拡散され、初心者でも気軽に始めやすくなっています。釣りは一人でも、家族でも、友人同士でも楽しめる自由度の高いレジャーであり、コロナ禍以降はソーシャルディスタンスを保ちながら自然を楽しめる活動として再評価されています。

この記事では、日本のバス釣りの特徴やフィールド、マナー、環境問題まで、幅広くご紹介します。


ブラックバスとは?ターゲット魚種の基本情報

ラージマウスバスの特徴

日本のバス釣りで最も一般的に狙われるのは「ラージマウスバス(オオクチバス)」です。その名の通り口が大きく、ワームやクランクベイト、スピナーベイトなど様々なルアーに好反応を示します。俊敏でパワフルな引きは釣り人を魅了し、ゲーム性の高さも人気の理由です。

スモールマウスバスとの違い

 

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一方「スモールマウスバス(コクチバス)」は、関東北部や信州、東北地方を中心に一部の湖や河川で確認されます。ラージマウスよりも俊敏で、流れのある場所を好み、繊細なアプローチが求められます。特にトーナメントアングラーからの評価も高く、ファイトのスリルが特徴です。


日本全国に点在するバス釣りフィールド

野池(ため池)での手軽な釣り

日本の農業文化と密接に関係している「ため池」は、バス釣りの原点とも言える場所。数十メートル〜数百メートル規模の小規模な池が多く、手軽に釣りを始められる場所として人気があります。シークレットスポットのようなローカル池を探す楽しみもあります。

都市部に近い中小河川

都市近郊でも楽しめるのが中小河川での釣り。護岸された川から自然な流れを保った小川まで、さまざまな環境でブラックバスが確認されています。通勤前の朝練や、夕方の短時間釣行にも最適です。

本格派向けの大型湖・ダム湖

琵琶湖(滋賀県)、霞ヶ浦(茨城県)、河口湖(山梨県)、野尻湖(長野県)など、全国には多くの大型フィールドが存在します。こうした湖では、ウェーディングやレンタルボート、カヤックなど多彩なスタイルで釣りを楽しむことができます。また、バストーナメントも頻繁に開催されるため、ハイレベルな釣りも体験できます。


高度なテクニックと世界を驚かせる日本製タックル

世界水準の釣具ブランド

シマノ、ダイワ、ジャッカル、メガバスなど、日本の釣具メーカーは世界でもトップクラスの評価を受けています。中でも、ベイトフィネスやスピニングフィネスの分野では日本の技術がリードしており、世界中のアングラーが注目しています。

日本ならではの釣り方

日本では繊細なプレゼンテーションを重視した「フィネススタイル」や、魚の姿を直接確認してアプローチする「サイトフィッシング」が発展しました。これらのスタイルは、日本独自の高密度フィールドやプレッシャーの高いバスに対応するために生まれた知恵であり、日本バス釣り文化の象徴と言えるでしょう。


日本の四季とバス釣り:季節ごとの楽しみ方

春:スポーニングシーズン(3〜5月)

バスは産卵期を迎え、シャロー(浅瀬)に接岸してきます。大型の個体を狙いやすく、サイトフィッシングも成立しやすい絶好の時期です。

夏:サマーパターン(6〜8月)

日中の高水温を避けて、朝夕のマズメ時が狙い目。トップウォーターや、ウィードエリアを狙ったパンチングなど、ダイナミックな釣りが楽しめます。

秋:荒食いとベイトパターン(9〜11月)

バスが冬に向けて体力をつける時期。ベイトフィッシュを追って回遊する個体が多く、巻物系ルアーが活躍します。

冬:タフコンディション(12〜2月)

水温低下によりバスの活性が落ちるため、スローな釣りが求められます。ディープでのメタルバイブやダウンショットなど、我慢強さが試される時期です。


マナーとルール:気持ちよく釣るために

基本はキャッチ&リリース

多くの釣り場では、バスの持ち帰りは禁止または制限されています。釣った魚は速やかに水に戻すことが、資源保護と釣り場維持につながります。

フィールドの保全意識

ゴミは必ず持ち帰りましょう。釣り糸やワームの放置は鳥や魚にとって危険です。また、釣り場周辺の駐車や立ち入りにも注意が必要です。

地元との共存

地元住民や他のレジャー利用者とのトラブルを避けるため、挨拶や配慮を忘れずに。釣り人一人ひとりの行動が、釣り場の未来を左右します。


環境問題とバス釣り:外来魚としての視点

ブラックバスは外来魚として「特定外来生物」に指定されています。地域によってはリリースが禁止され、駆除活動が行われているところもあります。

釣り人としては、釣りを楽しむだけでなく、生態系や地域の方針にも敬意を払う姿勢が求められます。釣行前に自治体のルールや条例を確認することが重要です。


おわりに:日本のバス釣りは奥が深い!

日本のバス釣りは、単なる趣味を超えた「文化」と言っても過言ではありません。豊かな自然、多様な釣り場、高品質なタックル、そして釣り人同士の交流など、多くの要素が絡み合って、日本独自のフィッシングスタイルを築き上げています。

初心者の方も、まずは身近な野池や河川からスタートしてみてはいかがでしょうか?

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