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【不朽の名作】メガバス グリフォンはなぜ釣れる?シリーズ全解剖&釣果UP術

釣りの雑学

「バス釣りを始めたけど、どのクランクベイトを選べばいいかわからない…」 「メガバスのグリフォンってよく聞くけど、実際どうなの?」

そんな疑問をお持ちのアングラーにこそ読んでいただきたいのが、この記事です。メガバスの「グリフォン」シリーズは、発売から長年経過した今もなお、多くのアングラーに愛され、釣果を叩き出し続ける不朽の名作クランクベイト。

この記事では、なぜグリフォンがこれほどまでに釣れ続けるのか、その秘密を徹底解剖!SR-Xからゼロ、6cc、ベイトフィネスモデルまで、各シリーズの特徴や使い分け、効果的な使い方、おすすめタックルに至るまで、あなたの「知りたい!」に全てお答えします。 グリフォンについて深く知りたい方はもちろん、クランクベイトで釣果を伸ばしたい方も必見です!

メガバス グリフォンとは?釣れ続ける秘密に迫る

メガバス グリフォンは、日本のルアーメーカー「メガバス」が誇る小型クランクベイトの代名詞的存在です。伊東由樹氏によってデザインされたその特徴的なフォルムと、卓越したアクションは、バスフィッシングシーンに衝撃を与えました。

グリフォンの主な特徴

  • コンパクトながらハイアピールなボディアクション: 小さなボディからは想像もつかないほどの力強いウォブンロールアクション(ウォブリングとローリングの複合アクション)を生み出し、広範囲のバスにアピールします。
  • 驚異的な障害物回避能力: 計算され尽くしたリップ形状とボディバランスにより、カバーやストラクチャーに接触しても根掛かりしにくく、ヒラを打ってかわすことでリアクションバイトを誘発します。この「ヒラ打ち」こそがグリフォンの代名詞とも言えるアクションです。
  • 卓越したキャスタビリティ: 小型ながら、内蔵された固定ウェイトと空力デザインにより、安定した飛行姿勢で優れた飛距離を実現します。
  • 多彩なラインナップ: シャローからミッドレンジ、さらにはトップウォーターまで、様々な状況に対応できる豊富なラインナップが用意されています。

これらの特徴が融合することで、グリフォンはタフな状況下でもバスをバイトに持ち込む力を秘めているのです。

グリフォンシリーズ徹底解説!モデルごとの特徴と使い分け

グリフォンには、潜行深度やアクションの異なる複数のモデルが存在します。それぞれの特徴を理解し、状況に合わせて使い分けることが釣果アップの鍵となります。

  1. SR-X グリフォン (SR-X GRIFFON)

    • タイプ: シャローランナー
    • 潜行深度: 約
    • 特徴: シリーズの元祖であり、最もスタンダードなモデル。キレのあるウォブンロールアクションと高い障害物回避能力は健在。野池や河川のシャローエリア、アシ際、護岸沿いなど、あらゆるシャローカバーで活躍します。
    • 使い方: 基本はただ巻き。時折ストップを入れたり、トゥイッチでヒラを打たせたりするのも効果的です。
  1. MR-X グリフォン (MR-X GRIFFON)

    • タイプ: ミッドランナー
    • 潜行深度: 約
    • 特徴: SR-Xよりもやや深く潜るモデル。SR-Xでは攻略しきれない一段下のレンジや、ブレイクライン、沈み物などを狙うのに最適です。アクションはSR-Xを踏襲しつつ、より力強い波動を生み出します。
    • 使い方: こちらもただ巻きが基本。ボトムノックさせながら巻いてくるのも有効なテクニックです。
  1. グリフォン 6cc (GRIFFON 6cc)

    • タイプ: ハイピッチ・シャローランナー
    • 潜行深度: SR-Xと同等かやや浅め
    • 特徴: オリジナルグリフォンよりもさらにハイピッチで、より小刻みなウォブンロールアクションが特徴。タフコンディション下や、ベイトフィッシュが小さい場合に特に威力を発揮します。クリアウォーターでのサイトフィッシングにも向いています。
    • 使い方: 高速リトリーブからデッドスローリトリーブまで対応。細かなロッドワークにも機敏に反応します。
  1. グリフォン ベイト フィネス (GRIFFON Bait Finesse SR-X / MR-X)

    • タイプ: ベイトフィネス対応シャロー/ミッドランナー
    • 潜行深度: 各モデルに準ずる
    • 特徴: 近年注目されるベイトフィネスタックルでの使用に特化して再設計されたモデル。オリジナルよりも若干軽量化され、より軽い力でキャストしやすく、ベイトフィネスタックルでもグリフォン特有のアクションを損なうことなく操作できます。
    • 使い方: ベイトフィネスタックルと組み合わせることで、より手返し良く、ピンスポットを正確に攻めることが可能です。
  1. グリフォン ゼロ (GRIFFON ZERO)

    • タイプ: ウェイクベイト / サブサーフェス
    • 潜行深度: (水面直下)
    • 特徴: 水面または水面直下を引くことに特化したモデル。引き波を立てながら泳ぎ、トップウォータープラグのような使い方が可能です。ボディ内部にラトルボールが内蔵されており、サウンドでもアピールします。
    • 使い方: ただ巻きで水面をV字の引き波を立てながら引いてくるのが基本。時折ポーズを入れたり、トゥイッチで水面を叩かせたりするのも有効です。特に朝夕のマズメ時や、バスが水面を意識している状況で活躍します。

グリフォンで釣れる魚種はバスだけじゃない!

グリフォンのメインターゲットはブラックバスですが、その高い基本性能から、他の魚種にも効果を発揮します。

  • トラウト(管理釣り場、ネイティブ): 特にSR-Xや6ccは、渓流や管理釣り場のトラウト狙いにも実績があります。
  • メバル・カサゴなどのロックフィッシュ: 小型でアピール力のあるアクションは、ソルトのライトゲームでも有効です。
  • ナマズ: トップウォーター的に使えるグリフォン ゼロや、障害物回避能力の高いSR-Xはナマズゲームにも適しています。

このように、グリフォンは淡水・海水を問わず、様々なフィッシュイーターを魅了するポテンシャルを秘めています。

グリフォンの効果的な使い方・シーズナルパターン

グリフォンの基本は「ただ巻き」ですが、ちょっとした工夫でさらに釣果を伸ばすことができます。

  • ただ巻き: 最も基本であり、グリフォンの性能を最大限に引き出す使い方。一定のスピードで巻くだけで、勝手にバスを誘ってくれます。
  • ストップ&ゴー: ただ巻きの途中に数秒間ポーズを入れるテクニック。ポーズ中にバイトしてくることが多々あります。特に低活性時に有効です。
  • トゥイッチ&ジャーク: ロッドを軽く煽って不規則な動きを演出。ヒラを打たせてリアクションバイトを誘います。
  • ボトムノック: MR-Xなどで、ボトムにコツコツと当てながら巻いてくるテクニック。砂煙を上げたり、音でアピールしたりすることで、バスの捕食スイッチを入れます。
  • カバークランキング: 障害物にわざと当ててヒラを打たせるテクニック。根掛かりを恐れずタイトに攻めることが重要です。

シーズナルパターン

  • 春(スポーニング期): シャローに上がってくるバスを狙い、SR-Xや6ccでゆっくりと丁寧に探るのが効果的。障害物周りをタイトに攻めましょう。
  • 夏(高水温期): シェードやカレントの効いたエリアが狙い目。グリフォン ゼロで水面を意識させたり、MR-Xで少し深いレンジを探ったりするのも有効です。朝夕のマズメ時はトップウォーター的な使い方も面白いでしょう。
  • 秋(荒食いの季節): バスが広範囲に散るため、SR-XやMR-Xで手早くサーチするのがおすすめ。ベイトフィッシュのサイズに合わせて6ccを投入するのも良いでしょう。
  • 冬(低水温期): 水温の安定しやすいディープ隣接のシャローや、温排水周りなどがポイント。デッドスローリトリーブやロングポーズを多用し、リアクションバイトを狙います。

グリフォンにおすすめのタックルセッティング

グリフォンの性能を最大限に引き出すためのタックルセッティングをご紹介します。

  • ロッド:
    • ベイトタックル: L(ライト)~ML(ミディアムライト)クラスのカーボンまたはグラスコンポジットロッド。長さはフィート前半~後半が扱いやすいでしょう。グラスコンポジットロッドはルアーの動きを殺さず、バイトを弾きにくいメリットがあります。
    • スピニングタックル: L(ライト)~ML(ミディアムライト)クラスのスピニングロッド。SR-Xや6ccなどの軽量モデルを遠投したい場合や、より繊細な操作をしたい場合に有効です。
  • リール:
    • ベイトリール: 小型~中型のベイトリール。ギア比はノーマルギア(程度)が汎用性が高くおすすめです。ベイトフィネスモデルには、もちろんベイトフィネスリールが最適です。
    • スピニングリール: 番~番クラスのスピニングリール。
  • ライン:
    • フロロカーボンライン: 程度。感度と耐摩耗性に優れており、カバー周りを攻める際に安心感があります。
    • ナイロンライン: 程度。しなやかでルアーの動きをナチュラルに見せやすく、バイトを弾きにくいメリットがあります。
    • PEライン(リーダー必須): 飛距離を重視する場合や、よりダイレクトな操作感を求める場合に。リーダーはフロロカーボンの程度を使用します。

タックルバランスは非常に重要です。ご自身のフィッシングスタイルやフィールドに合わせて、最適な組み合わせを見つけてください。

【まとめ】メガバス グリフォンは初心者から上級者まで使える万能クランクベイト!

メガバス グリフォンは、その完成されたアクションと釣果実績から、多くのアングラーにとってなくてはならない存在となっています。

  • 初心者には: 投げやすく、ただ巻くだけで釣れるため、クランクベイト入門に最適です。
  • 中級者・上級者には: テクニック次第で様々な状況に対応でき、タフコンディションを打破する切り札となり得ます。

シリーズの各モデルを使い分けることで、あらゆるフィールド、あらゆる状況に対応できるのがグリフォンの強みです。まだグリフォンを使ったことがないという方は、ぜひ一度その実力を体感してみてください。そして、すでに愛用している方も、この記事を参考に新たな使い方を発見し、さらなる釣果アップを目指してください。

あなたのタックルボックスに、メガバス グリフォンを。きっと、素晴らしい釣果をもたらしてくれるはずです!

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