釣りは日本の伝統的なレジャーの一つであり、自然との触れ合いやリラクゼーションを求める多くの人々に愛されています。近年、釣りのスタイルや対象魚種が多様化し、初心者からベテランまで幅広い層に支持されています。本記事では、2025年の最新釣りランキングと、釣り人口の推移について詳しく解説します。
🏆 2025年人気の釣りランキング
釣具店スタッフや釣り愛好家へのアンケート結果を基に、2025年に注目されている釣りスタイルをランキング形式でご紹介します。
第1位:エギング
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エギングは、エギと呼ばれるルアーを使用してアオリイカを狙う釣法です。手軽さとゲーム性の高さから、初心者にも人気があります。特に秋のアオリイカシーズンには、多くの釣り人がエギングを楽しんでいます。
第2位:イカメタル
出典:DUEL公式
イカメタルは、夜間の深場でイカを狙う釣法で、専用タックルの改良や新しい仕掛けの登場により、初心者の参入が増えています。家族や友人と楽しめるアクティビティとしても注目されています。
第3位:ティップランエギング
出典:DUEL公式
ティップランエギングは、ボートを使用して深場や大型のアオリイカを効率的に狙う釣法です。エギングからステップアップしたい釣り人に人気があり、釣り場の選択肢が広がることで、今後さらに支持を集めると予想されています。
第4位:ショアジギング
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ショアジギングは、岸からメタルジグをキャストして青物を狙う釣法です。大型魚とのファイトが魅力で、特に若年層の男性に人気があります。釣果の安定性や装備の進化により、今後も注目される釣法です。
第5位:ライトゲーム(アジング・メバリング)
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ライトゲームは、軽量なタックルで小型魚を狙う釣法で、アジングやメバリングが代表的です。手軽さと繊細なアタリを楽しめる点が魅力で、初心者や女性にも人気があります。
第6位:船釣り(マダイ・タチウオ・青物)
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船釣りは、沖合で大型魚を狙う釣法で、マダイやタチウオ、青物などがターゲットとなります。釣果の安定性や豪快なファイトが魅力で、ベテラン釣り師に支持されています。
第7位:フカセ釣り
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フカセ釣りは、撒き餌と仕掛けを同調させて魚を誘う釣法で、チヌやグレなどがターゲットとなります。技術的な要素が多く、上級者向けの釣法として人気があります。
第8位:ヘラブナ釣り
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ヘラブナ釣りは、淡水でヘラブナを狙う釣法で、繊細なアタリを取る技術が求められます。静かな環境でのんびりと楽しめるため、シニア層に人気があります。
第9位:渓流釣り
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渓流釣りは、山間部の清流でイワナやヤマメを狙う釣法で、自然との一体感が魅力です。春から初夏にかけてのシーズンには、多くの釣り人が渓流を訪れます。
第10位:ルアー釣り(ブラックバス・シーバス)
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ルアー釣りは、人工のルアーを使用して魚を誘う釣法で、ブラックバスやシーバスが代表的なターゲットです。ゲーム性の高さや多様なテクニックが魅力で、若年層を中心に人気があります。
📈 釣り人口の推移
日本の釣り人口は、過去数十年にわたり変動を続けています。以下の表は、2006年から2023年までの釣り人口の推移を示しています。
年度 | 釣り人口(万人) |
---|---|
2006 | 1,290 |
2010 | 1,000 |
2015 | 750 |
2020 | 670 |
2021 | 972 |
2022 | 520 |
2023 | 510 |
(出典:レジャー白書2024)
2021年にはコロナ禍の影響で釣り人口が一時的に増加しましたが、その後は再び減少傾向にあります。しかし、釣り具市場は拡大しており、釣りを楽しむ人々の購買意欲は高まっています。
👥 釣り人口の構成と傾向
釣り人口の減少が続く中、以下のような傾向が見られます。
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女性釣り人の増加:特に30代の女性の参加が増えており、釣りガールの存在が注目されています。
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高齢者の割合増加:70代の釣り人が増えており、シニア層の釣り愛好家が多いことが分かります。
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若年層の減少:20代男性の釣り人口が減少しており、若年層の釣り離れが懸念されています。
これらの傾向を踏まえ、釣り業界では若年層や女性をターゲットにしたマーケティング戦略が求められています。
🚢 船釣りの人気エリアとターゲット魚種
2025年のゴールデンウィーク期間中、船釣りの予約数が最も多かったのは兵庫県で、2位の神奈川県に2倍以上の差をつけてトップとなりました。兵庫県の予約プランのうち約1/3が「マダコ」を対象としており、次いで「ショウサイフグ」が人気でした。
全国的には、「青物」「タコ」「マダイ」が人気のターゲット魚種となっており、初心者歓迎プランや釣り方レクチャー付きプランなど、ファミリーや女性向けのプランも増加しています。
🧠 まとめ
2025年の釣り業界は、エギングやイカメタルなどの釣法が人気を集める一方で、釣り人口の減少が続いています。しかし、女性やシニア層の参加が増加しており、釣りの楽しみ方が多様化しています。今後は、若年層の釣り離れを食い止めるための施策や、初心者が気軽に参加できる環境づくりが重要となるでしょう。